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弥富ヶ丘の家 (K邸)
弥富ヶ丘の家 (K邸)
弥富ヶ丘の家 (K邸)
建築場所は第1種住居専用地域、第1種高度地域、風致地区、1.5m壁面後退という建築規制の最も厳しい地域である。そのため、景観上十分に留意しつつ、特にこの様な地域のなかで新しい景観の先導となるよう計画した。第1に敷地が三方を公道で囲まれた眺望の良い高台であることから自然の四季を感じる家を念願に、第2に在宅看護等高齢化社会に対応して高齢老人世帯との相互の生活価値観やプライバシーを保ち共生可能な2世帯住宅として、第3にゆとりある住生活空間の演出として現代美術作品と融合し、音楽と親しみ、美術や音楽とともに暮らす家として計画した。

加えて日常の設計業務上中々試みることのできなかった技術、デザイン、材料について下記のような事象を試みた住宅でもあり、予想通りの結果を得ることができたことは今後の建築設計活動の上でも非常に有意義であった。

- 内外コンクリート打放しによる結露問題
- コンクリート打放しの様々な造形に対する型枠制作
- コンクリート打放しと建具枠及び造作との納り
- コンクリート打放しの型枠フォームタイのデザイン利用
- 老人及び身障者対応の施策
- 和紙の仕上利用
- その他

所在地: 愛知県名古屋市
施主:
施工:
規模: RC造 地下1階地上2階
竣工: 1996年6月
国分設計